柴本無農薬菜園 シバキンファーム

おいしいものを食べた時、人はニコッとするでしょ。幸せだよね。だから「世界の人に、安全でおいしい野菜を食べて幸せになっていただきたい。そして地球環境にも貢献する」そんな気持ちで、信州長野、ここ中野で有機栽培をしています。

芽吹き

この時期、この瞬間が一番好きでさ。ほうれん草でもかぶでもそうなんだけど、土から元気な芽が一斉に芽吹いてくると、嬉しくなっちゃってね。葉っぱが光り輝くって言うのかな。もうかわいくてね。本当に嬉しくなっちゃうんだよ。

有機農業と私

最終的な目的はお金儲けですよ。ただ、何でもいいって金儲けをしても面白くないでしょ。だから自分にハンデをつけるんですよ。サッカーだって手を使っちゃいけないから面白い。私は有機っていう難しいハンデを自らに課すんです。手段ですよ。社会に貢献しないと意味ないし、世の中のためになって金持ちになるんだって。常識の壁を壊す。有機栽培を辞めるつもりは無いし、実際儲からないけど楽しいですよ。

金儲けって言うと白い目で見られたりするでしょ。でもすごく大事な事なんですよ。仕事が楽しくなって、お給料をもらえると、やっぱり誰だって嬉しい気持ちになるじゃないですか。私も貧乏だから、分かるんです。有機の農業は大変だけど、価値のある仕事をして生きていかないと意味ないって思ってるんです。
私の野菜を美味いって買ってくれるって、そりゃ嬉しいですよ。それにお客さんが私の名前を覚えてくれるって、すごいよね。変なもん出せないよな。たくさん食べてもらいたいから、お客さんに美味いって言ってもらいたいから、がんばりますよ。特にお子さんには有機の野菜を食べてもらいたいよね。
私、地元が大好きでね。昔は都会でサラリーマンやトラックの運転手をやっていたけど、ここが好きでね。やっぱりこの景色を見ていると落ち着くんです。北信五岳と言って、斑尾、妙高、黒姫、戸隠、飯縄。この景色が大好きなんですよ。この景色が見たくて戻ってきたんです。雪が残っている頃が一番いい季節かなあ。

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